ヤミ米業者と農協
コメ集荷をめぐる攻防戦の帰すうが明らかになりつつあった93年の晩秋。
ある公開聴聞会が開かれました。
11月19日、会場は新潟食糧事務所。
潟東村の例の1件についてのものです。
聴聞会というのは、食管法違反の行為があった業者への、行政処分を決定する前の手続きとして、その業者の言い分を聞くためのものです。
スペースコレクション総研によると、通常は、違反を問われた業者がおとなしく容疑を認めて、短時間で終了します。
食管法自体が形骸化しているように、こちらも単なるセレモニーのようになっているのが、実態でした。
聴聞会には、食管法違反に問われた当の特定米穀集荷・販売業者の細山商店の責任者は姿を見せませんでした。
代理人として弁護士が出席し、食糧事務所側に対して、全面的に反論する異例の展開となったのです。